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あるビジネス本に書かれていました。
「本気で独立を考えている人は、まず、自分の価値を会社に認めさせるところから始めることが一番の近道だ」と。
この言葉はとても説得力があります。
この本を書いた方は、自分の成果をもって、社長と直談判し、ビジネスパートナーとして提携して成功を収めました。
やがて、元いた会社だけでなくいろいろな方面と取引を開始し、さらに大きくなったというお話しでした。
私も一度、同じようなことをしたことがあります(笑)。
以前勤めていた携帯電話の修理業務の会社で、九州工場立ち上げのため出向した後、いざ本格稼働が始まるという時に、社会保険加入をしていない!と辞表をたたきつけました。
ようは、自分はこんな会社では働けない、と辞表を提出したのですが、翌日には社長が東京から飛んできました(笑)
説得された後、基本給は上がり、社会保険に加入を約束され、家賃手当も出て、、、とこう待遇を勝ち取る形になりました。
これって、会社が自分を必要だから残ってくれ、と待遇を改善してこちらの要望も飲んでくれたということ。
端的に、自分が必要だということ。
このときはまだ20代後半の頃で、先のビジネス本のような知識を持っていたらもっと面白い交渉もできたのかもしれませんが、そのおかげで、会社から家賃手当をもらいつつけっこううまく立ち回ることができました。。
ここでお話ししたいことは、会社に必要な人材となるためにはどんな立ち回りが必要なのか?
が分かっていないと、本当に独立した時に、どうやって自分がたちまわって良いのかが分からないと思いませんか?ということです。
誰に必要とされるべきなのか?
そのために何をする必要があるのか?
会社組織に所属しているときにはいろいろなものに守られている状態です。
これを全てかなぐり捨てて、自分1人で全てを行おうと思ったら、けっこう大変だと思いませんか?
私自身もいろいろな方面に頭を使いながら、何をどうしたら良いのか?
を考えながら動いているつもりです。(なんせ自分1人しか正社員がいない会社なもので(笑))
でも、今回のタイトルにある通り、会社で良い人材として重宝されているような人が独立しても大変なことには変わりありません。
いわんや、会社に必要とされないような人がはたして、世間一般に受け入れてもらえるのだろうか?
よくよく考えてもらいたいな、と思う今日この頃です。
インターネット上では、脱サラや引きこもりの方がインターネットで収入を得ることができるようになりましたと見かけます。
もちろん、それを否定するつもりはありません。
ただ、税金はどうやって払っているのだろうか?とか、
その状態が半永久的に続くのだろうか?とか、
最終的には1対1のコミュニケーション能力が必要になるのではないか?とか、
あらぬ心配事はつきません。
会社組織の中では会社内のルールがあり、世間一般の社会的なルールがあり、1個人としての人間としてのモラルやルールがあり、そういった中で協力しながら生きているのではないかな?と私は思います。
今後もインターネットで収入を得ていく人は増えていくと思います。
その中で必ずどこかで淘汰される時期が来ると私は思っています。
どこでどういう線引きが行われるのかは今の私には分かりませんが、そこには世間一般に通用する人間として、社会として当たり前のルールが使われるのではないか?と考えています。
つまり、私が良く言っている商売とは?とか、1対1のコミュニケーションとか、感謝を忘れないとかいった当たり前のことができる人が生き残っていくのではないか?と考えています。
というか、リアルの商売の世界でもおかしな人もいますけど(笑)
今後のネットの世界でも同じような線引きがされるような気がしています。
リアルの世界でもネットの世界でも同じことが言えるはずだと。
そういう意味で、リアルの世界、つまり会社組織の中で「必要とされる人」にまずは挑戦してみるというのが私としては商売が成功できるのかどうかを測る良い物差しになるのではないかな?
と思った次第です。
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