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2017年度の食育白書(初めて聞きましたが(汗))によると、全ての食事を1人で取る日が週の半分を越える人の割合が15.3%で、比率は上昇をしたとのことです。

単身者や少人数の世帯が増えており、このような「孤食」が今後も増えるだろうとの見解だそうです。

先日の報道では「個食」という表現が使われておりましたが、今日は「孤食」という表現になっていることにちょっと違和感がありました。。
個人で食べる食事「個食」と、孤独に食べる食事「孤食」。
意味合い的にはほとんど同じなのでしょうが、後者の方がより悲壮感が漂ってくるのは単なる気のせいだけではないでしょう。
本来食事は誰かと食べる頻度が高いほど栄養バランスが良いと言われます。
また、食事をしながら会話をすることでも心の栄養も吸収するとも言われます。

こうした現状を踏まえ、政府は恒例の単身者世帯などの増加に備え、地域の食事会などの活動を推進するよう促したようです。

また、結婚から離れる若者も少なくなく、1人暮らしの若者や高齢者の割合が増えていることにもこの数字は表れているような気が個人的にはしています。

私個人のことを言えば、1人暮らしの頃は栄養バランスとか全く考えておりませんでしたし、今でも出てくるものを食べているだけなので、あまり食に興味はありませんが、私のような考え方の若い人も増えているのではないか?と勝手に思っています。
(まぁ、納豆ご飯だけで何十年も過ごす人もまれでしょうが(笑)参照:ご飯と納豆だけで30年近く生きてきた私の食歴(笑)

こしょく、という言葉が今後も使われてくると前回の記事にも書きましたが、個食なのか?孤食なのか?今後のさびしさを強調するのは「孤独の食事」だとは思いますが、一般的に使われるのは「個食」の方だろうと思います。
まぁ、当たり障りがないというか、機械的というか。。
(レトルトの売上が増えた原因が個食が増えたことにより、ルーを使ってカレーを作る人と逆転したとの報道 参照:カレーを自宅で食べるなら、レトルトですか?それともルーから作りますか?)
1人で食事をすることに慣れてしまったというのもありますが、やはり食事は複数の人間とともに食べた方が良いのかな?とも思いますが、現実問題として、相手と時間を合わせる、ということも難しい要因の一つになるのかもしれません。

今後もこのような統計を取っていくのでしょうが、この食育白書、2011年から継続的に取られているようで、毎年、個食の割合は増えているようです。
どこかで止まると言ったような気もしませんし、そう考えると、古き良き時代、父親がいただきますを言わなければ箸を手につけられないと言ったような家庭はどんどん減っていくのだろうと思いますね(笑)

個人の尊厳が唱えられ続け、個人の意志を強調したが故の結果なのかもしれませんが、良い部分は受け継ぎ、時代にそぐわなくなった部分は改善をしていく、そういったものが最終的には日本の分かとなっていくのでしょうが、なんとなく、個人的にはどんどん人間が機械的になっていくような気がしてならないのですが、皆さんがいかがでしょうか?

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