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1996年。
東京は八王子という辺鄙なところで初めてのひとりぐらしをスタートさせました。

私自身、こだわりというものがないのか、住めればいい、といった感じで部屋を選びました。。

さて、高校を卒業し、1カ月だけは実家のある埼玉県は川越市から八王子まで通うことを選択しました。
しかし、実家から最寄りの駅まで自転車で20分くらい?
で、JR八高線。
当時では珍しいディーゼル車。
線路が単線(通常は行き用と帰り用の2本あると思うのですが)のため、各駅で反対側の車両が到着するのを待ちます。つまり、とても時間がかかるのです。

また、雨風で遅れます。

ひどいと八王子まで1時間以上かかります。

そんなこんなで八王子にたどり着いてから、大学まではバスで30分くらいかかります、、、

あまりにひどい状態だったので、大学構内で、空き家物件を探しました。
学生寮的な感じで掲示板にあった部屋に早速申し込み。

敷金礼金なし。
6畳一間、風呂無し、トイレ共同。
家賃19000円(水道代込み)

格安でした(笑)

早速自転車で行ってみると、辿り着かない(汗)

ようやく見つけた場所は、ぐるぐるまわった道の行き止まりの空間?
大家さんの家の敷地内にある長屋のような部屋が空いている部屋なのか?と思ったら、さらに先にある離れとなっている一戸建ての部屋が空いている部屋でした。

その一戸建てには1階に1部屋と、2階に2部屋ありました。
私が行ったときには長屋7部屋?とその離れの2階2部屋は埋まっておりました。
つまり、1階のその人部屋しか空いていなかったわけで。

大家さんは結構いい年をしたおじいちゃんでした。
で、簡単な契約書に名前と印鑑を押して、毎月手渡しで家賃を支払うということでした。
早速、2万円を出すと、1000円お釣りをもらいました(笑)。

19000円渡して、これが前家賃です。

この後いろいろな部屋に住むことになるのですが、今考えると、ものすごい安かったなーと思いますね(笑)

部屋はたたみの6畳間に押入れ二つ。(結構広い)
で、台所スペースが部屋の中に1畳分。
ガスコンロはなく、新品のカセットコンロが置いてありました。
トイレは部屋を出てすぐにありました。

めったに掃除することのない、ものすごい汚いトイレです(笑)

部屋を出るといちおう廊下らしきものがありその先が出入り口です。
また、いわゆる縁側?
のようなところから出入りしてました。
私の部屋は入り口入ってすぐにあるため、いちおう(100均の?)錠が可愛くかかっていました(笑)

ここで通算6年くらい暮らしましたが、ほぼ鍵はかけませんでしたね(笑)

というか、郵便屋さんすらここに荷物を持ってこれないのではないか?と思うようなすごいところで、友達もここを一発で見つけてきた人はたぶんいないと思います(笑)

ともあれ、そんな部屋で初めての1人暮らしをスタートするわけですが、まぁ今考えればテレビに出してもおかしくないような(笑)ネタになるくらいの部屋でした。

スタート直後の私は、テレビもなく、親に買ってもらって持ってきたのは炊飯器と冷蔵庫、電気ポットの3つ。
布団は実家で使っていたものを持ってきて、簡単な5段の衣装ケースに適当に入れていました。

洗濯機は長屋の方に2台設置されており、みんな共同で使っていました。

部屋には実家から持ってきたラジカセが1台。
それ以外は何もない学生生活がスタートしました。

ここで巻き起こる学生時代の波乱の様子は(笑)場所を変えてお伝えしていきたいと思います(笑)

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