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さてさて、たけの引越記録 いよいよ10件目に突入です。

2009年夏真っ盛りの8月頃だったと思います。
1件のめぼしい物件に狙いを定め、いつもの不動産屋さんに連絡をすると、早速内見の手続きをしてくれて、見に行くことに。
嫁と一緒に見に行ったわけですが、会社まで徒歩2分?
いやそれ以上に近いかも?
というくらい会社に近い場所でビックリ。

建物はいわゆる昔の団地そのもの。
5階建ての団地で入り口は2か所。
階段で5階までいけるようになってはいるものの、部屋に入れる扉はそれぞれの階、左右の1つずつ。
例えば、501に住んでいて、503に住んでいる人に用事があった場合、一度地上に降りて、再びとなりの入り口から5階に上がらないとたどり着けないという、あの団地です。。

で、部屋はというと2階の角部屋。
団地サイズであればこれほどよい場所はありません。
鉄筋鉄骨増ではありましたが、道を挟んで向かい側は結構大きな川が流れていましたので、この場合の1階の部屋はおそらく湿気との戦いになるであろうことはなんとなく過去の経験から想像できたので、そこは回避。

また、絶対的に階段での移動になるため、今住んでいる(4階)よりかは、圧倒的に2階がいい。
毎日のことになるので、出入りの移動時間は短い方が良いと思い、この物件、立地としても団地内の部屋の場所としても申し分ない物件でした。

さて、中はというと。
玄関に足を踏み入れるとまず小さな廊下。
右側と正面に扉があり、右側の扉をあけると、4.5畳の洋間。押入れ付、窓付。

で、正面の扉をあけると、約8畳のDK。
ここも角部屋だけに窓がついていました。
で、左側におそらく洗面スペースだろうという扉。
正面には二つの扉。
左側は案の定脱衣所。
洗面台と洗濯機スペース。
トイレに通ずる扉と、風呂に通ずる扉とありました。

正面の扉をあけると、6畳間が二つ。
まんなかで間仕切りのふすまがありました。扉を外せば12畳分の部屋としても使えます。
ここはどちらの部屋も畳の部屋になっていました。

どちらの部屋からもベランダに通じる窓があり、窓の外には川を挟んで対岸の博多駅方面が見えます。
2階なので人や車が真下の道を通っても向こうからこちらをのぞかれることはありません。

立地、部屋の広さ、環境、どれをとっても申し分のない部屋に私も妻も、ここに住むことに大賛成でした。

で、このときのこの部屋の値段が確か570万円くらいだっと思います。
ここでもリフォームをすることを前提に値段を下げることにしました。

前回のリフォームは相場から言ってもだいぶ高かったと思っていました。
何事も経験だとは思いましたが、1件目の部屋に住みながら相場というものがなんとなくわかってきていました。
リフォームの大部分は材料代になります。
つまり、キッチンまるっと30万円とか、トイレ一式いくら、ユニットバスまるっといくら。
と、ここでお金が大量に使われるのでどうしても高くなってしまう、ということが分かっていました。
逆に、大工仕事をある程度組み込めばもう少し下げることも可能なのかな?
と思ったわけです。

そして、もうひとつ、この物件を内見して、ちょっと思ったことですが、人に貸すことを想定した場合、「畳の部屋は嫌われるのではないか?」と思ったのです。

10年くらいいろいろな物件を調べ、住んできたわけですが、最近の物件はほぼフローリングの部屋ばかり。
人が借りやすい部屋というのはフローリング何だろうということも感覚的に分かってきました。

畳の経年劣化で大家負担で畳を変える必要がある、など、入居者負担で住まない事例もいろいろ聞いてきましたので、畳という文化が少しずつ好まれなくなっている傾向なのかなとも思いました。

それらを含め、畳の2部屋をフローリングに。
ついでに間仕切り用の扉を天井いっぱいまでのスライド扉に変更すれば、いまどきの部屋っぽくなって借り手もつくかな?と思ったわけです。
あとは1件目と同じようにキッチン・トイレ・ユニットバスをまるっと入れ替え。

で、ここでもう一つこだわりを。

どうせなら追いだき機能がついたお風呂にしたい。

これは完全な自分のわがままですが(笑)

ファミリーが借りることを想定した場合、やっぱり追いだきがあった方がいいよね、と思ったわけです。

これらを含め、材料費、つまり、最新式のモノでなくて良いので値段を下げてくれ、と交渉し、結果的に物件価格を525万円、リフォーム代は250万円になりました。

頭金0で、住宅ローン870万円借り入れで一括決済。

9月に入ってからだったと思いますが、決済を終え、リフォームに取り掛かり、実際に引っ越したのは10月に入ってからじゃなかったかと思います。

1件目ではお話ししませんでしたが、20万円くらいする22畳用のエアコンを新品で取り付けていましたが、ここでも20畳用のエアコンを新品で用意し、リフォームついでに取り付けてもらいました(笑)
これで、6畳ふた間と8畳の台所までを一気にカバーすることができるようになりました。

おまけで付いている(笑)4.5畳の部屋にはエアコンはつけませんでした。

ざっと考えると、志免町で借りていた1LDKのような部屋に、LDKの部分が持ち物件で購入した1Rの広さがあるような感じで、今まで住んできた部屋のいい部分が詰まった物件でした。

トータルの平米数は53㎡だったと思います。

今まで住んできた部屋の中で一番環境広さの良かった部屋になりました。

ここでも駐車場に困りました。
近くで何とか見つけた駐車場は13000円。
今までで一番高い駐車場代です(汗)

結果的に借入870万円。23年くらいで組んだと思います。毎月の支払は36000円くらいだったと思います。
で、管理費修繕積立金が毎月16000円弱。
家賃相当52000円、駐車場が13000円で、毎月の支払は65000円。

今考えるとかなりの出費でしたね(笑)

でも住環境は最高でした。

引っ越した後の生活にしても、荷物がきちんと収まる(笑)
これが一番大きかったですが、会社まで徒歩3分くらい。
家を出て、タイムカードを押すまでに5分くらい(笑)

毎朝8時には出社していましたが、7:55に家を出て普通に間に合うというのは最高の立地でした。
会社の隣には24時間のスーパーがありましたので、嫁の買い物も徒歩圏内で済ませられます。
また、そのスーパーよりも近いところに松屋もありました。
銀行、コンビニも徒歩圏内。
スーパーの隣に居酒屋もありましたので、会社の飲み会なんかはいつもここでした。
飲んで帰るのも徒歩3分くらい。
地下鉄の駅の入り口までも徒歩2分のところにあり、一番驚いたのは帰省する際に福岡空港から羽田へと飛行機で買えるのですが、出発30分前に家を出ても最寄りの駅から空港まで一駅なので、地下鉄の電車の時間さえしっかり確認しておけば全然間に合うというのがとてもすごいことでした。
しかもおとなり切符という料金体系でしたので100円です。

駐車場代が高いということもあり、まわりにはほとんどすべてのものがそろっていましたので、この部屋に住むだけで特に車もいらないかも、と思うくらい住むのには良い環境でした。

ここに住んでいる間に1件目の住宅ローンは完済しましたので、2件目のこの家のローンだけが残る格好になっていました。
2009年の秋頃にここに住みだして、2012年の2月くらいまででしょうか?ここに住んでいたのは。

そうそう、1部屋目もこのころはすでに人に貸しておりました。
家賃は6万円です。
住宅ローン完済後は管理費修繕積立である12000円を差し引き、48000円弱が家賃収入として手元に入ってきていましたので、この部屋に住んでいるときにはおよそ駐車場代だけが手出しになっている格好でした。

で、2011年の終わりごろ、会社に激震が走ります。

2012年中にガラケーからスマホへと転換するため親会社が修理業務を撤退する、という噂がいろいろな所から耳に入るようになりました。年明けには東京から社長がやってきて、6月末を持って九州の工場は閉鎖するというお話がありました。

これを聞いて私が何を思ったか?

サラリーマンじゃなくなったら、住宅ローンが借りられなくなる。。

そう思った私が次に取った行動はサラリーマンでいられる間に次の住宅ローンを組もう、ということでした(笑)

では次回へこうご期待。

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