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先月頃だったと思いますが、大手都市銀行のATMを統一して運用する、といった報道がなされていたと思います。

大手の銀行といえどもマイナス金利の影響で利益が薄利になってきているとのことで非常に危機感を募らせているんだな、と流し読みをしていましたが、今日の新聞では地方銀行の話題が出ておりましたので、ちょっと記事にしてみたいなと思いました。。

「地方銀行の4割が3期連続の赤字」との記事でした。
もちろん、大手の都市銀行がかなり厳しいとのことでしたから、地方銀行においてはさらに厳しいんだろうなとは思っていましたが、やはりこのような状況なんだなと改めて思いました。

大手都市銀行と違い、地盤はその地方にしかないために収益が出ない銀行は倒産とはいきません、地元のさらに大手の銀行との統廃合を進めているようです。

私の住んでいる福岡も、地銀大手が小さな地銀と統合をするとの報道は定期的に目にしていました。

これは私が実際に取引している福岡の2大地銀の一つの営業さんとのお話ではありますが。。。

この方入社3年目の営業さんで、同期のうち既に3割強は退職しているとのこと。。
入社してしばらくは大きな支店に配属されその後様々な支店に飛ばされているということで、その方はそろそろ飛ばされそうだと言っていました。
かつては、華やかな職業と見られていた銀行マン。
いまではどうかと言えば、残業は当たり前で、女性の窓口人員は全てアルバイトにとって代わり、社員と名のつく従業員は全て営業に回されているとのこと。毎月毎月のノルマ、数字に追われてかなり大変ということでした。

給料もそこまで多いとは感じないとおっしゃっていました。

今後の大手の出方に追従するようにATMが窓口業務を代行できるような体制を地銀も強いられるだろうとも仰っており、人件費削減、そして、支店も人口の少ないところを中心にどんどん支店同士の統廃合もしていきながら全体の経費見直し、利益優先の体制が進んでいくのでしょう。

銀行の金利だけではこれ以上の利益は見込めないとのことで、今ではATM手数料や中小零細の融資・保険などを中心に利益の出る部分を積極的に見直していくようです。

私の会社など従業員は私1人。
事務所と呼んでいる1ルームではありますが(笑)、そこにいるのも私1人ですが、こんなところにも銀行の営業さんがやってきて、この前も新規の通帳を作るのに、わざわざやってきて、用紙に記入し、それを営業さんが持って帰り、30分後に出来上がった通帳を持ってきてくれました(笑)

こんなこともやってくれるのかと、NISAの積み立てをすることになりましたが(笑)
(結局銀行さんの思うつぼ(笑))

そこまでしても、数字にこだわらなくてはならない営業さんも大変だな~と思いつつ、今後の地方銀行の行く末を考えていかねばならないでしょうね。。

私のような中小零細企業の社長さんにとっては、融資してもらう額も大きくないですから、都市銀行はなかなか相手にしてくれないでしょう。そういった意味では地方銀行のありがたみはとても良く分かるので、頑張ってほしいのですが。。
独立してある程度の規模になってくればどうしても融資という問題は出てくると思います。
そういった時には必ずと言っていいほどお世話になっていくのだろうと思いますので、銀行の存在ってとても大きな意味があると思うんですよね。

ま、銀行だけでなくどこの業界もこれからの日本の人口減少に様々な課題はあると思います。
銀行業界も、住宅は今後あまっていくでしょうし、住宅ローンも先細りになっていく、地方といえども都市部集中になっていくであろう行く末も見据えての、今からの対応対策に追われていくことになるでしょうね。。

そういった時代背景を元に、どこにビジネスチャンスがあるのかもアンテナを張りながら、1事業者として銀行の役割は必要不可欠と思いつつ、融資だけでなく、投資信託だったり住宅ローンだったり保険だったり、できることは手を出しながらうまく銀行と付き合いながら事業展開していきたいなと改めて思いましたね。

皆さんは銀行の有効活用、しているでしょうか??

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