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日本の女性は男性を立てる。

父親は厳しく威厳を保ち、妻は半歩下がり家の決定権は常に当主である男性が決める。
どんなに子供が「あれほしいこれ欲しい」とやさしい母親にお願いしても、「お父さんに聞いてみないとね」と言う言葉が返ってきて、子供は父親からは厳しい言葉が返ってくるだろうとお願い自体をやめてしまう、そんな我慢を「しつけ」として利用してきた母親もかつては多かったのではと思います。

この前提には常に家の決定には父親が威厳を持って決めているという大前提が存在していたのだと思います。
もちろん、昔から家族の決定は父親と母親が話しあって決めていたとも思います。
家族の前提である夫婦の形、それはいろいろな形があってしかるべきだと思いますし、そうあったんだろうと思います。

先ごろ、新聞に載っていた、博報堂生活総合研究所(東京)が10年ごとに実施している「家族調査」によると。。

この30年間で家庭での決定権が夫から妻へと移り変わってきているというデータが出ているということでした。

かつては「巨人の星」に代表されるような個性的な父親(笑)みたいな存在は確実に減少しているということです。(というかそんな父親が存在するのかどうか?極端な例ではありますが(笑))

いわゆる亭主関白、と呼ばれる存在は今では暴力を振るえば家庭内暴力、DVなどと問題視され離婚の原因となり、極端な男性が当主となれば、妻は「ついて行けない」、「こんな人とは思わなかった」、「価値観が違いすぎる」などとこれまた離婚に向かっていくでしょう。

かつては、「一度嫁いだのであれば戻ってくるな」離縁でもしようものなら肩身の狭い思いをしながら実家に戻る、それ自体が悪いことのような習慣が昔はありました。そのため、女性はどんなに大変な思いをしてでも男性についていかざるを得なかった時代だったのでしょう。
個人的にそれ自体が悪いことだったのかどうかは分かりません。

しかし、いまはどうなのか?と言えば離婚というものが当たり前とまでは言いませんが、しかし、かつてのような「我慢」をしてまで継続するものではなくなってきているように思います。

だからこそなのでしょうか?
「亭主関白」という言葉もそうですが、現実問題として、「一生その人と人生を添い遂げる必要はない」という意識が女性側に根付いたからでしょうか?
男女平等?
夫婦はあくまでも平等の立場である、という形が当たり前になったのだと思います。

今の最も多い夫婦の形は「友達関係」だそうです。

これもとても分かりやすいのかな?
とも思いますし、でも、「友達?」とも思います(笑)

「夫婦」という形をコレと定義づけることはできないとは思いますが、
先にもお話ししてきたように、かつては男性が女性の生活の面倒を見て、女性は男性を支えるという形から、いつでもどちらからでも終わらせることができる存在という意味での夫婦という形に推移してきたのだろうと思います。
その根底には夫婦共働きで生計を共にしているというところもあるでしょう。
女性も1人で生計を立てていける時代、つまり男性におんぶにだっこの時代では無いというところから女性が強くなってきているようにも思えます。

これからの夫婦というものが一体どう変わっていくのかは分かりませんが、少なからず現在は男性優位から女性優位に代わってきているようですね。

皆さんの理想の夫婦の形はいったいどういったものなのでしょうか?
また、現実の夫婦の形とどれくらいギャップがあるでしょうか?

友達夫婦。
ある意味では、今までの夫婦という概念がだいぶ和らいだ(?)つかず離れずの関係が、今の夫婦という形はあっているのかもしれません。。

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